「SAKURAドロップス」宇多田ヒカル

宇多田ヒカルについてはメジャーな曲が多く紹介するまでもないですが、自分の意見を書こうと思います。

SAKURAドロップス宇多田ヒカルの11枚目のシングルとして発表されました。基本的に宇多田ヒカルは恋愛の曲が多いですが、曲一つ一つがでイメージや芯がしっかりしているという印象です。この曲もそのうちの一つで、その世界観に圧倒されました。恋愛一辺倒だと世界観が交錯し聞きにくくなるアーティストが日本には多いですがその点において日本の中のアーティストでは宇多田ヒカルが飛びぬけている点かと思います。

宇多田ヒカルは歌がうまく、声が透き通り聞きやすいため演奏がチャカチャカとうるさくても声が聞こえるのでその点のメリットを生かした曲が多いですが、SAKURAドロップスは演奏にメリハリがあり、うまく構想も最上級と言えるでしょう。

メインメロディーを聴者に最初に聞かせることでそれをなぞるように聞くと曲とイメージがマッチし、非常に聞きやすくなる曲であると思います。

「光」RADWIMPS

今回はRADWIMPSの「光」という曲について書きたいと思います。

この曲は、RADWIMPSの8thアルバムである人間開花の中の収録曲であり、あまり知られていないと思います。この曲を書こうと思った理由としてRADWIMPSの代表作といっても過言ではない前前前世の裏に隠れてしまった曲であるからです。

前前前世は皆さんもご存じの通り君の名は。という映画の主題歌で一世を風靡しました。しかし、ボーカルの野田洋次郎はこの、光という曲を主題歌にしたかったそうです。

自分も個人的に光の方が好きです。シンプルなメロディーかつ歌詞も抽象的であの映画にはあっていた気がします。しかし、光が主題歌だと君の名は。という映画はあそこまでヒットしなかったでしょう。

光という曲は、アルバムを通して考えると雰囲気を作っている曲の中心と言っていいでしょう。人間開花のアルバムでは透明性を意識した割とクリアな曲が多く、Light go out という曲で始まり、そこに続く形で光が流れてくるのでいい雰囲気をアルバム全体に作り一貫性をアルバム全体に持たせています。

「白虎野の娘」平沢進

平沢進

この名前を知っている人はこの読者の中にいるのでしょうか。やはり、この方を語らずにはいられません。平沢進との出会いについては省略させていただきますが文章からひしひしと感じていただけらうれしいです。

平沢進の作品で何を取り上げようか迷ったわけです。その結果、自分の一番好きな「白虎野の娘」をやはり最初に書きたいと思いました。白虎野の娘は映画パプリカの主題歌であり、平沢進の代表作の一つといってもいいでしょう。馬骨の皆さんからは、にわかではないのかと疑われそうですが、これでも全アルバムを苦学生ながら買いました。おそらく総額10万ほどでしょう。

まず、白虎野シリーズには白虎野の娘以外にも、白虎野や媒介野などいろいろありますが、自分はやはり白虎野の娘が一番好きです。

この曲は何の音声かはわかりませんが、電子音でイントロを迎えます。そして軽快な打音とともにAメロに向かっていきます。何とも言い難いメロディーが連なり、さび前に暗転。そのまま壮大なさびへという構成になっています。

この曲のすごいところは裏拍子であるというところです。一番聞きやすい打音が裏にとってあり、表でたたかれる打音は聞こえないです。他のアーティストの作品でも裏拍子をとり続ける作品がありますがここまではっきりと違和感なく入れるのは難しいことでしょう。裏拍子が際立っている理由としては、さび前の暗転にて、打音を聞こえやすくし、タタタンタタという聞こえの良いリズムを入れることで裏拍子が違和感なく曲全体を包み込んでいると考えます。

バックの人の声も重なり、つくりはシンプルだが分厚いというパラドックスのような作品で耳が潤う感触です。この方にしか作れない作品であることに違いはありません。

「amen」米津玄師

記念すべき第一回目の記事は米津玄師のamen。この曲に自分の人生を変えられたといっても過言ではありません。

当時の様子も鮮明に思い出すことができるほど、衝撃を受けそこから米津観に没頭していきました。

当時、確か中学生だったころ、ありきたりな音楽を並べて聞くようなそんな聞き方をしていました。音楽に多少なりとも興味はあったものの、お気に入りのアーティストがいるような状況ではなく、なんとなく流行ってる曲を消費していく、そんな感覚でした。米津玄師もその一環でなんとなく聞いていたのです(確か初めに聞いたのはLOSER)。そんな中突如現れたこの曲。もはや言語化できないほど衝撃を受け、すぐにアルバムを買い漁り、今ではシングルのCDをそろえてしまう始末。とりあえず、自分にとっての音楽の意味を与えてくれた深く思い出に残る曲です。

この曲のイメージとしては暗く・不気味であることが想像されます。歌詞では生まれてきた意味を両親に問うシーンもあり、倒置法によってより明確に表現したい世界を示しています。

この世界観が自分にとって合致し、感銘を受けました。

リズムに独自性があり、打楽器の部分ではカチカチ…となる音は不気味さ増しています。また鐘の音で教会を表しているのか、それまでに発表してきたサンタマリアやハチの作品と連携しているようにも感じ取れます。

まだ語りつくしたいのですが言語化するのに時間がかかり、しまいにはこのことは言語化しない方がよいのではという結論に至ることもあります。amenについては自分の意見で語りつくしてしまうにはもったいないし、すべてを語ってしまうことで作品に失礼だと思います。あとは読者の方の感受性次第ということにしておきましょう。

ブログを書き始めてみることにしました。

どうも。北陸住みの学生です。

このブログの目的としては、自分の考えを言語化・そしてその考えを残しておくことやっておきたかったからです。

自分のブログのテーマは「音楽」であり、自分自身、作曲活動などをしている上に今の生活に大きく関わっている音楽でありますが日々考察が絶えません。そこで、曲紹介も兼ねつつ自分の思った意見などをつらつらとタダネテいくものとしたいです。

前提となる自分の音楽に対する考えについては、語ると止まらなくなるので、初回では省略とさせていただきます。今後書くことがあるかもしれません。簡単にまとめると、音楽は芸術、そう思ってる身であります。ですから、現代のJPOP産業にはあまり共感できません。読者の方にも共感してもらうことは難しく感じておりますが、こういう意見もあるんだなくらいで流していただけると嬉しいです。

自分はブログを書くといっておきながら半分は自分のために書いているようなものです。そんな大人数に見てもらう予定も収入を得るつもりもありません。その方が自分の意見をかけるからです。

では…